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宏樹も私の事をちゃんと名前で呼んでくれていた…
そう言えば最近“地味子”ッテ呼ばなくなってん…
宏樹のおかげでこんなにも苦しかった学校生活が変わるなんて夢にも思わんかったし…。
「もちろん♪叱ったりしたら可哀想になっちゃってさ…」
宏樹「分かる分かるホンマ俺らって犬好きやんな?(笑)」
そう言って自慢気に髪を触りニコッてした。
「私達ッテただの馬鹿犬好きやんね?(笑)」
宏樹「馬鹿犬!?」
一瞬、目が細くなったが…
「馬鹿みたいに犬好きッテ事やん♪」
私がそう言うと「確かにな」ッテ笑った。
「煙草吸い行くから屋上に行ってくるわ」
そう言い手をヒラヒラして教室から出て行った…
「待って!」
宏樹が振り向き「何や?」
とアホそうな顔をして私を見て来た…
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