閻魔の提案

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「本当だね~ι軽くミステリーかも…ι」 イリアとエマが不思議そうに辺りを見回す。 「ま、サンタといっても、死神サンタだからな。ソリに乗ってたら、不格好かつ余計怖いと思うぜι」 「確かに、そうかもね。」 シークの解釈に、エマが納得したように返した。 「さて、諸君!プレゼントは、しっかり持ってるかね?では、下界へ飛び立つがよい!」 閻魔の声を合図に、 バサッ! バサバサッ! バサバサバサッ!! 何万という死神達は、一斉に下界へ飛び立った。 無数の黒い羽根が、風に舞い上げられ、雲の上にヒラヒラと落ちていった…。
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