サンタとイタズラっ子

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午後10時35分。 「これで…ようやく50件配り終えたよな。あと………。今夜は徹夜かよι」 プレゼント袋のプレゼントの数を数え、ハアアと深いため息をつくリアゼ。 彼の担当区域は、ティスタイ。 酪農が盛んで、周り中山だらけの平凡な田舎である。 都会の雰囲気に疲れた人達が集まってくるため、人通りは少なくはなく活気に溢れている。 イルミネーションも多くの家で施されており、見る者を幻惑させる風景だ。 「あーっと…次は…っと。………通り過ぎてんじゃねえかよι」 クルッとUターンし… バサッ… バサッ… ストッ… リアゼは、目的の家に降り立った。
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