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(玄関をキーピックで開けた方が楽だけど…ここは、敢えて煙突にするか!まあ…本物じゃねえといえサンタなんだからなあ。)
ザリッ…
右足を煙突の中へ向けて踏み出す。
覚悟を決めて…
体を煙突の中へと乗り出し…
(行くぜ…とりゃああ…!!)
シュウウウ…!!
煙突内を落ちていくリアゼ。
ザザー…!
ザザー…!
「うわぁぁぁ…」
最小限に抑えた声で叫びながら、煙突を落ちていくリアゼ。
ザザー…!
ドサッ!!
「………ってえι」
リアゼは、体中についた灰をパッパッとと払った。
煙突が体ギリギリの大きさだったため、体中擦れてスリ傷だらけになっていた。
(煙突から入ったのは、最悪の選択だったぜ…ι)
そう後悔しながら、辺りを見回す。
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