サンタとイタズラっ子

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(…暗くて何も見えねえな。まあ…当たり前だよなι) リアゼは、よっ、と暖炉から立ち上がり、手探りで歩き始めた。 ゴツッ! 「………って!あっ…ι」 思わず大声を上げそうになり、慌てて口を押さえる。 (やばっ…住人に聞こえたか…?) ………。 電気はつかない。 だれも気づかなかったようだ。 ホッと一安心して、また歩き始める。 (よ、ようやく着いたみてえだな…ι) 家をさまようこと20分弱。 何度もつまずき転びそうになりながらも、手探りだけで階段も上り、子供部屋の前にたどり着く。
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