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もし彼女が『自分は欠陥品だ』なんて思っていたらどうしよう
もし彼女がミナギくんに『自分を修理してくれ』と頼んだらどうしよう
そして……
「もし……、あの子がただの人形に戻ってしまったら………」
ゾクリ、ととてつもない悪寒を全身に感じた
もしあの子が『死んだアルメリアの代わりとして自分は存在している』だなんて思っていたらどうしよう。
確かに最初はそう見ていたこともあった。けれど今は"アルメリア"という一人の女性として彼女を愛している。
人形とか人間とか、そんなことはどうでもいい。
…もし"彼女"が僕の前から消えようとしているとしたら………
その時、漲達のいる2階の方から何かの物音が聞こえてきた
「…アルメリア?!」
シバはその音に不安を抱えて漲達のいる部屋に足を向けた
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