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「し、シバ……」
「アルメリア!!なにか、何か、されてないか…?」
「…シバ…?」
ぺたぺたと確認するようにアルメリアの体を触るシバを不思議そうに見るアルメリア
もし漲にどこか改造されていたらどうしようかと内心ひやひやしているのがはた目からでもわかる
そんなシバの様子に安心した3人
「…アルメリア、お前が心配してることは…素直に言った方が良いよ。
俺がお前を改造してないか心配してるんだから、ちゃんとお前のことを愛してるよ。
生前の妻じゃなくて、今目の前にいるアルメリアを」
「そうそう!」
「……、し、シバ…」
「アルメリア……、お願いだから、自分を欠陥品だなんて思わないでくれ…。君は素晴らしい女性だよ、欠陥なんかじゃない……。」
アルメリアの肩に顔を埋めてシバは言う
「君がもし、ミナギくんに修理をされていたらどうしようかと思った……。
君が、せっかく感情をもって生まれてきてくれた君が…元の人形になってしまったらと思ったら…いてもたってもいられなくて…。
僕がもっと、君とそういう話をしていれば君はこんな事で悩まなかっただろうに……、ごめんね、一人でつらい思いをさせて…」
「そんなっ!そんなことないのよ……、私こそ…貴方を愛することができなくてごめんなさい。どうすれば愛することが出来るのかっていつも考えてて……、でも結局分らないの…」
「君はちゃんと僕に愛をくれてるよ。まだ4年しか生きて無いんだ…愛が何なのか分らないのも無理はない…。僕だって全てを知ってるわけじゃないんだ
だから一緒に探そう?僕が死ぬまで、一緒に見つけよう?」
「シバぁ……」
泣き続けて赤くはれた目でシバを見つめる。
そんなアルメリアの泣きすぎてヒビの切れた頬を易しくシバは撫でていた
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