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漫画が好きな自分が、一番"黒"と"白"の違いを身近に感じるのは、章始めにも書いてあるけれど、漫画。
漫画といっても、本当に大雑把に分けてしまえば対外同じものばかりだと思う。
それが、白と黒。
善と悪。
正しいか、間違っているか
何故全てにそれがあるのか。
それは、白と黒が無ければ物語が成り立たないから。
大きく考えれば、世界は始まらないから。
大抵の漫画では、主人公を正義として表現している。
泥棒や悪魔、海賊、悪と称されるオプションがほとんどだけど、それでも描写や行動を考えれば確実に主人公が正義、正しい、そういう方向にある。
だけど、描写の中には漫画によって違った表現が出てくる。
例えば、困っている人を助けてあげるかあげないか。
某漫画では、この手の届く範囲の人には手を差し伸べる、と表現しているものがある。
これは、その漫画の世界では正義となっている。
逆に、別の某漫画ではどんなに困っている人がいたとしても、それを解決するためには相応の対価を払え、と書いている。
そして、それを諦め、その後どんな結果になったとしても仕方が無いことだと終わる。
そして、その漫画の世界ではそれが当り前だと感じる。
何が白で、何が黒なのかは一定じゃない。
主人公という存在が、白が白であると、黒が黒であると決める。
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