3、No title【シリアス/短篇】

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「リタ、大丈夫?!」 「え……、ラグ!!」 魔族の攻撃がリタに当たる直前にラグが間に入り込み、攻撃を反らした 「な!これほどまでに力を持つ者がまだいたのか?!」 「ラグ!アンタようやく来たの!?」 ラグの膨大な魔力に驚きを隠せない魔族。 一方リタは先程までの怒りの対象である本人が今更になって来たことに嬉しさや怒り、呆れなど様々な感情を覚えていた ラグはそんな二人を交互に見る 「…そこの魔族、名前は?」 「俺達に名前を尋ねるとは稀有な奴だな。俺はアゼル、貴様は?」 「……。俺はラグ。 なぁアゼル、このまま村から退いてくれないか?命を無駄にしたくない」 それを聞いてアゼルは笑い出した 「貴様、つくづく稀有な奴だ。 だが俺達には俺達の目的がある、貴様の条件は飲めない」 それを聞いたラグははぁ、とため息を吐く 「……。そうか…… なら、仕方ない」 途端、ラグの全身に魔力の並が現れる 彼を取り囲む青緑の光がラグの右手に集約、圧縮される その魔力を見たアゼルはあることに気付く 「……ほぅ、オーラと魔力の混合者か…珍しいな」 「へぇ、この体質ってそんな名前あったんだ?」 身体に走る痛みを堪えながらラグは尋ねる それを聞いていたリタは不思議そうに眺める 「だが貴様、そろそろオーラが枯渇しそうじゃないか。いいのか?」 「…………、だから言ったろ?『命は無駄にしたくない』って」 「そうか…。それは貴様自身の事だったか」 楽しそうに笑うアゼル。 リタはその言葉に違和感を覚えた 「ら、ラグ……、何の事?」 「……、危ないから下がってて。子供達をよろしく頼むよ」 リタの質問の意図に気付いたラグはあえて話を逸らす。 そして一発目の魔法をアゼル目掛けて発射した ―――と、ここまでになります。 超短篇~なつもりで書いてたけど、終わり方をどうするかで悩んでたら気付けばお蔵入り…。 エムペの下書きから発見したのではっつけてみました。 終わりまで書いてくださる方お待ちしてますm(__)m
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