6、No title【現代異世界混合ファンタジー/超絶半端】

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「じゃあ正解出来たんで今日の遅刻の件と数学の成績5の件……、よろしくお願いしますね?」 「…………」 返事がない…。ただのエセ神教師のようだ。なんつって…。 んじゃ俺は堂々と学校に入らせてもらいますよ~~と言い捨てて珍しく閉まっている玄関を開けた。 そういえば上履き忘れたな……。まぁスリッパあるから良いか… ……そこで、ある事に気づく 「・・・。あれ?段ボール箱(スリッパ入れ)が無い…」 っていうか学校の中なのに芝生…、向こうには海が見える… いや、むしろこの景色……見覚えがあるような… 「どこだっけ……、なんかつい10分くらい前に見たような……」 広大な大自然に小高い丘、その先に水平線が見えるほどの大きな海………………。 「またかよっ!!」 バタンッ!! 1回で終わんねぇのかよ畜生!この扉を作った奴は相当しつこい奴だ。きっとそうだ! 「あーーもう!入るに入れねぇじゃんかよ!!ったく…保健室のカギ開いてねぇかな……、そこくらいしか入る所思いつかねぇよ…」 まともな入り口から堂々と出たり入ったりしたいな…。 入口から入るという動作の意味を改めて考えさせられた俺はちょっぴり罪悪感に駆られながら誰も居ない保健室の窓を開けた
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