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「俺は人間界で学生やってんだよ…。つーかこっち(神様)が副業みたいな…?」
「バイト感覚で神を名乗るなよ!!!」
肩で息をしながら全力で叫んだ。こんなに叫んだのはもしかしたら生まれて初めてかもしれない。
目の前の自称神は何が面白いのか腹を抱えて笑っていた
ひとしきり笑ったところで自称神を名乗る学生が突然話を切り出した
「良かった良かった。死ぬまで病室に居たっつーからどんなネガティブな奴かと思ってたけど
そんだけツッコミ入れられるなら大丈夫だな」
「…へ?」
「ホントは死者を迎えるのは大天使達の役割なんだけどよ、奴等はちょいと準備があってさ…。
俺も死者の迎えは初めてだから自殺願望者とかが来たらどうしようかと思ってたんだよ…。
でもまぁお前とならこれから先仲良くしていけそうだ!ちょうど空席が…」
「ちょ!ちょっと待って!!」
「あん?」
だんだん話が読めなくなってきたので思わず止めてしまった。
彼が本当に神様だったのか、とか迎えとか……
とりあえず……
「な、名前…教えてくれる?」
全く関係ない事を聞いてしまった。いくら訳が分からなくなってるからってそれは無いだろ!!僕の馬鹿!!
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