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まさか美樹がカケルの事好きだ
なんて思わなかった。
「協力してくれるよねッ?」
いつもの、何の悪意も無い笑顔
をアタシに向ける。
胸がバクバク鳴って息の仕方を
忘れたみたいに呼吸が苦しくな
る。
「…当たり前じゃん!!アタシに出来る事なら、なんでもするよ?」
後ろを向いてホウキを持つ手に
力を込める。
どうしよう。協力するとは言っ
たケド…ぶっちゃけ美樹と争っ
て勝つ自信ない。
「うわぁ!ありがとう!!」
そう言って、美樹がアタシの前
に回り込んで来た。
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