〇意地っ張りな寂しんぼ〇

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〇意地っ張りな寂しんぼ〇

真っ暗な帰り道 寂しくて 悲しくて あなたを感じたくて。。。 電波を通じて聞こえてくるあなたの声 もっと近くに感じたい。。。 意地っ張りな私だから 素直になれなくて 『会いたい』 その一言が言えないまま ほら また大丈夫、なんでもないよ って言ってしまう 本当はね 気付いてほしくて。。。 電波じゃなくて 心が通じていること確かめたくて んじゃまたね ってあなたの声がなくなって わかるわけないか。。。 って肩を落とす 寂しいわけないじゃない って自分に言い聞かせて 電車を降りると。。。 一番見たかったあなたの笑顔 一番感じたかったあなたの温もり 急いで来てくれたんだよね 冷たく冷えた あなたの大きな手が 私の頬を優しく包んでくれる 冷たく冷えた 少し紫色のあなたの唇が 私のおでこにゆっくり触れて温度を取り戻す 恥ずかしくて 嬉しくて ちょっと泣きそうで。。。 不思議とあなたの前では 意地っ張りな私も 甘えたなスイッチが入っちゃう。。。 ギュッて抱きしめると あなたも私を優しく抱きしめて。。。 私を笑顔にしてくれるんだよ あなたの温度 大好きな 私の空間 ずっとこのままで。。。 大好きだよ
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