悪意と好意

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悪意と好意

「あの動物何?」 「もぐら・・・」 「何でもぐらが電車乗りゆうが?」 「てゆーか、ちゃんと切符買ったのかな?」 「塚、もぐらが電車乗っていいと?」 みんなが自分の事を噂しているので、もぐらは俯きました。 そんなもぐらに、お婆さんは「何も悪い事してないんだから顔を上げなさい。堂々としてなさい(^-^)」と言いました。 するとそこに酔っ払いのおじさんが乗ってきて、もぐらを見るなり絡み始めました。 お婆さんは酔っ払いに、絡むのを止めるように言いましたが、酔っ払いはお婆さんにまで絡みはじめました。 その隙に今度は中学生くらいの荒んだ顔のヤンキー達がもぐらを小突き始めました。 それを見た幼稚園くらいの女の子が「いじめたらいかんがよ」とヤンキー達に言いました。
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