~第二章・小学校時代~

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下手くそな文字で書いた 市川 スペ○ター… そのマスクをして 小学生の僕は、ゲームセンターに行ってた。 ゲームセンターに行くと 仁平姿の不良の知らないお兄さん・お姉さんに 可愛がってもらった。 ゲームの鍵をなぜか 持っていて、タダで ゲームをしてた。 僕も、それに交ぜてもらってはゲームしてた。 もう、暴走族に対する 興味は、止まらなかった…。 雑誌 ホリデーオート、ヤングオートなどを読んでは、 その中に連載されていた 漫画・たいまんぶるうす に興味を持った。 下敷きには 市川 スペ○ターと 落書きをして、それを 机の上に出しては授業を 受けた。 僕の担任だった先生は 普段は、見てみぬふり だったが ある授業参観日… PTAたちが集まった やつらの前で、わざと僕は 下敷きを取り上げられ、 先生に叱られた。 先生は、PTAに聞こえるように 『あんたの家の兄は 暴走族で、母は水商売』 と、けなし始めた。 僕は立ち上がり、先生を 睨み付け、ランドセルを 先生に向かって投げ付けては 涙目になって教室を出て行った。 同じクラスのPTAからは、口を揃えて ○○君とは、絶対に遊ぶのはやめなさい と言われた。 『不良には、淋しいやつらが多い』 たしかに、そうなのかも 知れない。 小学校という場所に 心のよりどころはなかった。 むしろ僕には、強制的に わけのわからない勉強を させられる場所でしかなかった。 同じ学年の、ナヨナヨしたやつらは 徹底的にいじめた。 小学校・高学年になると 映画館で、暴走族映画 『俺たちの生きた時間』 と 『夜をぶっとばせ』が 上映された 僕は、それを見に行った 。 映画館の入口に溜まってた不良のお兄さん・お姉さんが、まだ子供の僕を みて、びっくりしてた。 ねぇ?この映画みて わかるの?というお姉さん。 うん、エン○ラーは最高♪などという僕…(笑) テレビは、毎度おさわがせします や、夕焼けニャンニャンが流行ってた。 当時の格好は 原宿・クリームソーダや セーラーズ。 アロハシャツ、ボーリングシャツ、アミのサンダル。 そして、いよいよ 中学校 入学が近づいてきた。image=127084890.jpg
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