第八章・暴走族・悪 龍 會 結成

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僕は、たった一人で 千葉商科大学の階段を ゆっくりと降りて 行った……。 そして… 『テメエ何しに 来たんだよ!!』 太〇先輩が怒鳴った。 まわりを見渡したら 40人はいる… みんな座っていた。 太〇先輩は、僕の 目の前に来た。 (僕) 『もう一度…暴走族…やらせて下さい。』 『凶悪に…入らせて下さい…。』 (太〇先輩) 『あっ?テメエ 暴走族辞めて真面目ちゃんやってんじゃねーのか?今?』 『テメエが入れるほど凶悪は、やすくね~んだよ!』 (僕) 『そうですか、 わかりました。』 僕は 完全にふて腐れていた。 太〇先輩、そして 周りを睨みつけた。 (太〇先輩) 『そんなにテメエが暴走族やりて~ならそこに 市川SPE〇TERの頭がいるから テメエきちんと頭を下げてお願いしてみろよ?』 僕をみて、にやけてる奴らまでいた。 そして、僕は 市川SPE〇TER の頭に、頼みこんだ…。 (僕) 『暴走族…やらせて下さい…。』 (市川SPE〇TERの頭) 『あっ?テメエ今、凶悪に頭下げて 太〇先輩が断ったらこんどは 市川SPE〇TERか?テメエふざけてんじゃねえよ。』 (僕) 『わかりました。』 当時の 市川SPE〇TERの頭は、僕と同じ歳だった。 僕は、完全に頭に 来てふて腐れていた。 もう一度、太〇先輩のそばに行った。 (僕) 『あとは話すこともありません。 では、これで失礼させていただきます。』 僕の腹は決まった。 太〇先輩は煙草を 吸っていた…。 (太〇先輩) 『テメエさっきからなんだそのツラ? 生意気なんだよ テメエ。二度とツラ見せんじゃねえぞ、この野郎。』 顔面に、煙草を投げつけられた。 (僕) 『わかりました。 では失礼させていただきます』 頭も下げずに僕は 千葉商科大学の階段をのぼると、一人の先輩が階段から下りて来て、僕とすれ違った。 (先輩) 『お~!祐、どうした?』 (僕) 『いや、今、暴走族やりたい事、伝えたんですが断られました。俺、新しい 暴走族作りますわ。』 (先輩) 『あっはっは なにコラ?テメエにできるもんなら やってみろ?』 (僕) 『失礼します。』 そのまま後ろも振り向く事なく、僕は 歩いて原付に跨がり走り去った。 腹は決まった。image=279395214.jpg
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