暴走・青春DROPOUT～市川ボブ半生記

第八章・暴走族・悪 龍 會 結成

（僕）
『横、相談なんだけど、俺と一緒に暴走族やらね～か？
新しい暴走族作っちまおうってよ、それに能村から、さっき連絡が来て、明日、能村の家に集まる事になってるんだ。』

（横山）
『マジかよ！俺、祐と一緒ならやるぜ！！』

準備は整った。

そして…翌日・能村の家に僕たちは集まった。

（僕と横山）
『あれ？みんな集まってないじゃん？』

（能村）
『これからみんな
来るよ。』

バァ～！ババンバンバンバァ～！

遠くから段々と直管の音がして近ずいて
来た…

ババン！バン！

まず初めに来たのは
後の 悪 龍 會
二代目・頭
川畑だった。

僕や、横山はこの日
能村以外の者は
初対面だった。

そして、能村の家に
みんな集まって来た。
そして・会議が
始まった。

（能村）
『みんな集まったみたいだから始めるか。』

（僕）
『話しは・みんな聞いて、経緯はわかってると思う。』

『まあ・新しく
暴走族を結成させようと思ってるんだけど、みんなどう思う？』

（全員）
『そのつもりで俺たちは今日集まってるんだぞ？祐。』

（僕）
『俺は・市川の先輩や、ＳＰＥ〇ＴＥＲのやつらから
総スカン喰らってるんだぞ？』

『並大抵の根性じゃすぐ潰されるぜ？』

（全員）
『わかってるよ。
でも俺たちは暴走族やりたいんだよ』

『でもよ、先輩らは理不尽なカンパとかでよ、なんか考えることばかりだしよ。』

『これから俺たちは先輩抜きで、同年代の仲間だけで始めるんだろ？』

『俺たちだけで
どこまでやれるか
やってやろうぜ！！』

（僕）
『暴走族作ったのはいいけど、名前が
ないよな…』

『まあ、とりあえず今週・土曜日走ろうぜ！！』

（全員）
『わかった！！』

『場所は？』

（僕）
『聖徳学園でいいべ！！』

そして…週末
聖徳学園に集まった。

本格的に暴走族を
結成する…

僕は・たまたま
運よく近所にあった
ＣＢＸを拝借してきて、能村が持ってた
ＲＰＭ菅を着けて
向かった。

その単車で僕は運転が上達できるように
猛練習した。

横山は・ＲＺ

聖徳学園に着くと

単車が数台…そして

原付で来てるやつらもいた。

うわ…まじかよ…
これじゃ暴走族って
言えないな…

でも・走るか！

そして集会をした。

しかし、この日の
集会が仇となり
先輩たちに目をつけられる事になってしまった…。

はじめは、正直
暴走族とは言えない集団だったかも知れない…。