第八章・暴走族・悪 龍 會 結成

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しかし、この日の 集会が仇となり 先輩たちに目をつけられる事になってしまった…。 はじめは、正直 暴走族とは言えない集団だったかも知れない…。 数日後 僕と一緒に集会をした仲間たちは 先輩たちに・夜 国分高校に呼び出された その日…僕は 先輩たちには呼び出されなかった。 そして、次の日 僕は、能村の家に 呼ばれた。 僕と集会をした全員がそろうと、まず、能村が重たい口を 開いた。 (能村) 『祐、昨夜、祐以外の全員が先輩たちに呼び出されたんだ…』 (僕) 『それで?』 (能村) 『みんな並ばされて市川に暴走族は いくつもいらないんだ、俺たちは、祐が頭で走ってたら絶対に許さね~からな?って… そう先輩たちに言われたよ…。』 (僕) 『そんな事があったのか…』 『俺が頭じゃなけりゃ走ってもいいのか?』 (能村) 『先輩たちは、いいとは言ってはなかったけどさ…』 (僕) 『みんなは、どう思う?』 (全員) 『………。』 『頭は…祐だと先輩たちは許さないし、徹底的に潰されるよ…。』 (僕) 『そうか…わかった…』 『じゃあ俺は頭で走るわけにはいかないな…』 『俺が頭やめたら…候補は?』 (全員) 『能村がいいと思う』 (僕) 『みんな本当にそれでいいのか?』 当時・能村は 東国分中では1番、 慕われ、仲間も多かった。 (全員) 『俺たちは能村が 相応しいと思う。』 (僕) 『そうか、わかった!じゃあ能村が頭で走って行こうぜ!!』 (全員) 『いいのかよ?祐?』 (能村) 『俺が頭でもいいのか?祐?』 (僕) 『全員一致ならしかたないべ、能村が頭で走って行こうぜ!!』 (全員) 『わかった!!』 (僕) 『新しく暴走族を 結成して走って行くのはいいけど… 名前がなきゃな…』 (全員) 『う~ん………』 『鬼 龍 會とかは?』 『少数精鋭の硬派な暴走族って名前が いいよな!!』 (僕) 『う~ん… ほかの地元に新しく暴走族が結成されたとして、こいつらは硬派な暴走族だなって名前がいいな…』 『そうだ!! 鬼 龍 會の鬼を悪に変えて 悪 龍 會は?』 例えば 市川 悪 龍 會って 暴走族が結成されたって聞いたら、硬派に聞こえるじゃん? (全員) 『いいね!悪 龍 會!かっこいいじゃん!』 『悪 龍 會にしようぜ!!』 『俺たちは暴走族をやるなら 硬派下町暴走族を 目指したいからさ!!』 そうして 市川 悪 龍 會は 結成された。image=281856907.jpg
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