~第四章・中学校時代~

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さて、いよいよ中学校に 入学だ。 僕は、漫画たいまんぶるうすに感化され なめられてはいけないと 入学式の次の日に セミ中ランとボンタン、革靴(ローファー)姿で 登校した。 ~市川市立第一中学校に入学~ すぐに目をつけられた。 入学早々、派手にしてきたやつが、もうひとりいた。 今でも、マブダチで 腐れ縁が続いてる 永○文明。 文明とは、すぐに喧嘩に なった。 一年生の 一組から四組までは 一階で 五組から九組は 二階だった。 僕は、一年五組で 文明は一年三組だった。 やつは入学早々、小学校の時からの軍団を引き連れて わざわざ二階の僕の教室 まで 僕を呼び出しに来た。 同じ階のトイレに一人 僕は呼び出され 文明軍団に囲まれた。 『おい、テメエ、 どこ小学校だよ!!!』 (笑) 『あっ?市川小だよ! テメエはどこだよ?』 (笑) 『中国分小だよ!!』 (笑) こんなやりとりが続いた後、喧嘩が始まった。 結果は、僕が負けた。 格好いい事ばかり続くもんじゃない。 だが、この日のうちに僕と文明は仲良くなった。 『祐(僕の名前) すげえ暴走族の事知ってんな。 それに、入学早々、 派手な格好してきたのは俺と、お前だけだぜ』 文明が言った。 『俺もおんなじだよ、 入学早々、ボンタン履くの俺一人かと思ったら、もう一人いるんだもんな』 僕は文明に言った。 『今日、俺ん家に 遊びに来いよ!』 二人は、すぐに仲良くなった。 中学校のカバンは 肩掛けカバンだった。 僕と文明は、すぐに カバンに落書きをした。 僕は、水玉模様に 当時流行った カルピスソーダ仕様の カバン…地元の暴走族の 市川 SPE○TER の名前を入れて 肩掛け部分を閉まって セカンド・バックにすれば 出来上がり…。 このカバンで登校してた。 入学して、すぐのある日 文明と二人で下校時より 少し早く帰ろうと 校庭を歩いていると 三年生の先輩に呼び止められた。 『ぉつ?あんな一年生 いたのか! お~い!!そこの ピッカピカの一年生~!!!』 僕たち二人は、先輩に 呼び止められた。image=127176446.jpg
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