おかしな女神

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しーん、と静まり返った真夜中の作業部屋。 材木や木片、ノミなど刃物が辺りに並んでいる。 黒い繋ぎの男は何か物体を抱え、忍び込んで来たようだ。顔にはマスクを被っている。 「よーし、大丈夫だな。」 「後は上手くやってくれよ、キ-ヒロ。」 ピッピ 足元に置いた物体が、微かな電子音で返事をしたようだ。 「さて、次はオレか…」 「嫌なんだよなぁ、これが。」 そう言うと、男はマスクに手をかけた。 繋ぎのジッパーからは、暗闇でも輝く布がのぞいていた。
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