4章

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こちらに気付くことなく 先輩達は話し続けた。 「あの妙に上手い奴 高橋だっけ…あいつがなー」 「あー、あの性格は ちょっとな…」 理奈は心臓がどきりと 脈打つのを感じた。 目の前にいる 勝也について話している。 「俺なんか この間レギュラーのこと からかったら無視されたぜ」 「何にでも無関心だしな あれで野球好きなのかよ?」 「先ぱ…!!」 理奈が抗議しようとしたら 勝也に腕を引かれた。 視線で言うなと伝えられる。 理奈が困惑していると 先輩達は気が付かないまま 去ってしまった。 もう別の話題をしている。
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