663人が本棚に入れています
本棚に追加
「手伝う」
「かっちゃん!?」
皆より倍の回数を
一足早く終えた勝也が
そこにいた。
カゴを軽々と持ち上げる。
勝也の意外な行動に
優乃の表情が固まっている。
(勝也をかっちゃん
呼ばわり!?)
「いいよ!!疲れたでしょ?
休憩してて…」
理奈が促すのを勝也が遮った。
「疲れてない」
カゴを持ったまま
グラウンドの方へ歩いていった。
優乃がすぐにそのあとを
追い掛ける。
「勝也ー、待ってー!
私もやるー!!」
理奈だけがその場に残された。
最初のコメントを投稿しよう!