5章

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「手伝う」 「かっちゃん!?」 皆より倍の回数を 一足早く終えた勝也が そこにいた。 カゴを軽々と持ち上げる。 勝也の意外な行動に 優乃の表情が固まっている。 (勝也をかっちゃん 呼ばわり!?) 「いいよ!!疲れたでしょ? 休憩してて…」 理奈が促すのを勝也が遮った。 「疲れてない」 カゴを持ったまま グラウンドの方へ歩いていった。 優乃がすぐにそのあとを 追い掛ける。 「勝也ー、待ってー! 私もやるー!!」 理奈だけがその場に残された。
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