興味本位

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『本文:返事くれてありがとぽん♪』   メールの相手はほんとにタヌキになり切っていた。   小春は戸惑いどう返していいか分からず、受信メールを閉じた。     その夜、小春はその出来事などすっかり忘れ眠りに落ちた。     ーーーーー次の日の昼。   昨日のメールなどすっかり忘れて仕事を熟し、一人昼休みをなんとなく過ごしていた。   ご飯も食べ終わり一段落していると、メール着信音が響いた。   (誰だろ?徹くんの謝りメールかな…?)   携帯をパカッと開けると記憶の片隅に何となく覚えのあるメアドが目に飛び込んできた。   (――――このメール昨日のタヌキの人だ!)   恐る恐るメールを開く。    (…放置したから怒りのメールだったらやだなぁ。)   『本文:ツッコミだけでもう終わりかよ(笑)』   (あれ…?怒ってない…むしろこの人ウケる…今日こそはきちんと返さなきゃ失礼だな……メール。)   「本文:昨日はごめんね?ちょっと忙しくて…」   タヌキの人は『大丈夫』と言ってくれ、小春は胸がフワリと和らいだ。
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