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拓は公園に着いた。 (昨日夜中あんなことがあったばかりなのに…変なこと思い出す場所に呼ぶなよな…) 拓は昨日のこと、今日の一彦と圭太のことを思い出してイライラしていた。すると…後ろから小雪が急に声を掛けてきた。
「わっ!!」
(ビクッ!) 拓はビックリして声をあげた。
「うわっ!び、ビックリしたぁ。。」
小雪は笑いながら言った。
「もう~遅過ぎだよ!」
小雪は相変わらずニコニコしていた。
「仕方ないだろう~…ここまで来るの大変なんだったんだから…それよりお前気持ち切り換えるの早いなぁ…」
拓は苦笑いしながら言った。
「それが小雪の取り柄ですからぁ~。拓、あそこのベンチに座って話そう!」
小雪が指した先には昨日の夜中、拓と小雪が座っていたベンチがあった。
「………………」
拓は黙りこんでいた。
「おーい!拓~!早く早く~!」
小雪はもうベンチに座っていた。
(………あいつ💧)
拓は仕方なく小雪のいるベンチに歩いて行った。
「お前、本当自由人だよな~」
拓は呆れながら言った。
「だから~小雪の特権なんだって! 早く拓も座りぃよ!」
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