14人が本棚に入れています
本棚に追加
「俺…こんなに好きになったの本当初めてなんだ…麻衣ちゃんのこと何も知らないけど…ほとんど話したこともないけど…初めて麻衣ちゃんと会った時、麻衣ちゃんの笑顔を見て、この人の笑顔には嘘がないってすぐわかった…言葉ひとつひとつに優しさがあった…だから、俺、本当今回で最後にしようと思う…。結果がどうなろうと、ずっと麻衣ちゃんを愛していく…」
「…もぅ……そんな言われたら敵わないね………付け入れる隙がないやん…」
「…小雪……ごめんね…」
「……麻衣は本当大きな傷を抱えてるんだよ? 絶対大切にできる? 約束してくれる?」
「うん。絶対。約束するよ!」
「あはは…小雪の負けだね………麻衣を泣かしたら絶対許さないからね! はい!」
そう言うと小雪は小指を拓に出してきた。
そして拓も小指を出して二人は指切りをして約束を交わした。
「なら解散しますか!後で麻衣のアドレス送っとくね!」
「うん。 小雪、今日は会ってくれてありがと。お陰で自分の逃げ場をなくせた。」
「…ばか……頑張れよ!」
小雪はそう言うと笑顔で帰って言った。また拓も一皮成長して笑みを浮かべ公園を後にした。
最初のコメントを投稿しよう!