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出会い…そして恋…
拓はいつものように学校へ行き、いつものように圭太と一彦と下校した。
「圭太、一彦、お前ら今日バイト?」 拓は二人に話し掛けた。
「バイトだよ。まじだるい。」 一彦は答えた。
「まじかよ~。今日も俺一人ぼっちやん」 拓はぶぅぶぅといじけながら言った。そしたら圭太が 「お前も早くバイトしろよ」
「だっていいバイトないとやもん。あ~あ、俺に合ったいいバイトないかなぁ~」
どんなバイトしたいん?一彦が聞いてきた。
「う~ん。なんか寝てても高時給のバイトかな!」
…………………
圭太と一彦は呆れたように顔を見合わせた。
「はぁ~」
「本当お前馬鹿だろ?そんなバイトがあるか!」
〈バシッ〉
「痛っ 冗談に決まってるやん」
三人から笑い声が流れる。
「俺らのバイト先にくれば?」 圭太が言った。
「無理無理! 俺、居酒屋恐怖症やもん!」
「そういえば拓は前のバイト先で色々あったもんな」 一彦が笑いながら言う。
「まぁ、そのうちバイトするさ」
ちょうど話題が終わりかけた時、
「んじゃ、俺らバイトやけん。拓は今からどうすると?」
二人が聞いてきた。
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