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「そうやね~。 少し町をブラブラして帰るわ。」
「わかった。んじゃまた明日な!」 一彦と圭太と別れ、拓は町に向かった。
しばらく町を歩いているとお腹が減ってきた。拓は何か食べる場所を探していると、何か前からこっちを見てる女の子がいた。
「たっくん?たっくんやん!」 女の子が話しかけてきた。
その呼び名は懐かしく、
「お前、小雪?」
拓はびっくりしたように言った。
「そうだよ!久しぶりやん!」
小雪は拓の地元の幼なじみで小さい頃よく遊んでいた子だ。
「で、たっくん一人で何してんの?」
「えっ? 少しお腹空いたから…」
「一人で~?寂しいね~」 からかいながら笑いだす。
「うるさいなぁ~。今日はみんなバイトなの! その人を馬鹿にする性格だけは変わってないなぁ~。それじゃ、彼氏出来ないぞ!」 拓も笑いながらからかう。
「残念でした~。小雪彼氏います~。」 舌を出しながら拓に言った。
「まじ!?できたん!?良かったやん! なら今日はデート?」
「違うよ!今日は会社の同期の友達とご飯食べに来たんだ。 ほらあの子。」
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