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小雪が指した先には身長が低く、可愛い女の人がいた。
「へぇ~。普通に可愛いやん。」
「やろ~? 自慢の友達なんだ。」 小雪はニコニコしながら言ってきた。
「ってか、たっくんのめちゃ好みやろ? でも、たっくんには渡さないよ」
小雪はまだニコニコしながら言ってくる。
「馬鹿っ!俺はもう恋愛はしないんだよ!」 拓は少し顔を赤くした。
「えぇ~!? 何本気にしてんの? まさかたっくん…惚れちゃった?」 小雪はまだからかいながら言ってくる。
「もういいやん!ほら!友達待たせたら悪いよ! じゃーまたね!」 拓が小雪の前から立ち去ろうとした時、小雪がまた拓に声を掛けてきた。
「待って待って! せっかくなんだし、三人で一緒にご飯食べに行こうよ!」
「え? い、いや、いいよ。」
「いいやん!待ってて友達に聞いてくるね。」 そう言って、その子の所まで走って行った。…………すぐに小雪は戻って来て、
「いいだって! 行こう!」
「でも、気まずいよ…」
「何言ってんの。気にしない気にしない。」
そういって拓を引っ張ってその子の所まで連れて行った…
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