出会い…そして恋…

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三人でしばらく歩いて、目的の店にすぐ着いた。 拓と麻衣は最初の挨拶以来一言も話しをしていない。 拓の頭の中から彼女の笑みが離れない。 (あぁ~本当気まずい…ってか麻衣ちゃは本当は嫌だったんじゃ… あれから一言も喋ってないし………って馬鹿か俺は…何気にしてるんだ…でもなんだろうこの気持ち…麻衣ちゃんの顔が見れない…胸がドキドキして…苦しい…こんなん初恋の時以来だ… でも何で…あの初恋の時の付き合いですごく苦しくて…それから絶対人を好きになりたくないと思ったのに…もうあんな苦しみ味あわないて決めたのに…待てよ…何で俺は好きになったて決め付けてるんだ? まだ会ったばかりで性格も知らないのに…お願いだから…苦しくなるな…もう二度と…二度とあんな思いをしたくない…だって昔の俺は…あの時の彼女を……) 「………くん………っくん…たっくん!…たっくんてば!」 (はっ!?) 「ど、どうしたの?」 「どうしたのじゃないよ!ぼーっとして、パスタ全然食べてないやん! 小雪と麻衣は食べ終わったよ!」 「ご、ごめん…なんか具合悪くなって…ごめん!今日は帰る。お金出しとくね。」 拓は三人分のお金を払って帰った。
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