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威音「まぁ、俺の背中を見てみろ。」
そう言って威音は着ていたシャツを脱いで背中が見える様にした。
洟織『えっ!?お前…その、俺と同じなのか?』
威音の背中を見て洟織はしどろもどろに言葉を発する。
威音「まぁ落ち着け、見りゃ分かるだろ?」
威音は混乱している洟織を落ち着かせながら言った。
洟織『えっ?あっ、あぁ…』
まだ混乱している様子の洟織に威音は疑問を口にした。
威音「でも、何かが違う様な?」
その問いかけに、少し落ち着いた洟織は言う。
洟織『違うって何が?』
予想通りの言葉が返ってきた威音は続けて言う。
威音「此処じゃ暗くてあまり見えないな…。少し光の当たる所へ行ってみてくれ。」
そう言われて洟織は窓の当たりに移動する。
洟織『ここら辺で良いか?』
光に当たった洟織の翼を見て威音は目を見開く。
威音「やっぱり…」
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