第一章 春 ~桜~

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それからは幸せな日々が続いた。 彼を想う気持ちは増し、彼が隣にいるのが当たり前になった。 そんなある日、付き合って二年半が過ぎた頃のことだった。 デートの待ち合わせ場所に彼は来なかった。 いつもなら私より前に来ているはずなのに、その日は一時間を過ぎても現れなかった。
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