第一章 桜咲き、そして出会い

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中学を卒業して、仲のいいダチはそれぞれ別々の道へ羽ばたいて行った。俺は、俺の頭じゃ到底合格出来ないと言われていた、地元の高校に入学が決まり、新しい第一歩を踏み出そうとしていた。…四月、あの日はとてもいい春晴れ。桜が青空をバックに、とても綺麗だった。校舎に入り、教室に入った。席は廊下側の後ろから二番目、俺の後ろの奴は同じ中学で部活も一緒だった勇一だった。内心ホッとした。知ってる奴が近くにいて。「おっ!トシ!!」勇一も内心ホッとした様子で、満面の笑みだった。少しすると担当の先生が入ってきて、朝の学活。今日から俺の高校生活が始まったのである! 休み時間、廊下にたまっていると聞いた事のある声が俺を読んだ…「トシ!!」 声の主は、ハルだ! ハルとは中学ん時にたまたま行った講習会の時にダチになった。ハルといい、勇一といい、ますます楽しくなりそうだ!! 休み時間も終わって、体育館で身体測定。他のクラスの奴がゾロゾロ集まってきた。その中に、やたら人相の悪い奴が一人と、やたらテンション高い奴が一人。俺は迷わずガンくれてやった。その二人も迷わず返してくる。なかなか出来そうな野郎とみた! マジメ高校と思ったら、なかなか面白そうだ! その日は平和に終わったのであった。 時は経ち、とある美術の時間、その人相の悪い奴とテンション高い奴に話かけてみたら以外にいい奴で、人相悪い奴の名前は雄也、テンション高い奴が大介。また面白い奴とダチになった。
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