第五章 返事

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第五章 返事

チカに告白されて、正直悩んだ。俺には好きな人いる。でも、それを承知でチカは俺に告白してきた。…とりあえず、勇一やハルに相談した。みんなの意見は決まって「付き合ってみたら?」の一言。悩みに悩んだ。いきなりコクられて、チカは俺の事が好きだけど、俺はチカの事好きでも何でもない、いわば友達だ。それなのに付き合っていいのか?なんせ、中学の時の恋愛とは別物だし、軽はずみはよくねぇよなぁ…一日中そんな事ばっか考えていた。でも、自然とコクられるとその子の事が気になるょぉになるのを実感した。授業中、俺はチカにメールで「今日放課後会えない?」と切り出した。無論この時はもう、俺の腹は決まっていた。 放課後、校舎裏に呼び出した。俺はチカにこう言った。「俺は、コクられて付き合うたちじゃねぇからょ。はっきり言っとくょ…こんな俺だけど、俺と付き合ってください。」 …逆にコクってやった俺。笑 無論チカは「こんな私だけど、いいの?これからよろしくね!」 結局、好きとか嫌いとか、付き合っていけば分かるよなって軽い考えで付き合う事になった。しかし、腹ん中はとてもスッキリしていた。
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