18/27
前へ
/291ページ
次へ
「麗子チャン、おとん大丈夫やった?」 「うん。あたし連絡するって言っててごめんね」 「いやいや、ええよ。すぐ連絡来るって思ってへんかったし。俺も気になってすぐ帰れへんかったんや。ほんで大丈夫やったん?」 「うん。現場で骨折しただけなの」 祐樹クンに病室内での話をした。 「そら、おかんがひどいな~もっとちゃんと言うてくれてたら誤解せんかったもんなぁ」 「うん、そうだよ~お母さん、煎餅バリバリ食べて緊張感ゼロだったし~」 「あはははは~おかんおもろいなぁ」 あたしは祐樹クンと普通に話せてる事が嬉しかった。 今は合コンでも何でもないし、今の状況はごく自然にそうなったものだから。 今日のあたしはツイてるかもしれない。
/291ページ

最初のコメントを投稿しよう!

356人が本棚に入れています
本棚に追加