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「俺もトイレ行こうと思って出てきたんやけど。てかフラフラしてるやん…大丈夫?」 残業続きの疲れだと思ったが、別の意味でフラフラしてるような気になる。 祐樹クンのその声、優しさのせいではないかと。 「うん。大丈夫」 あたしは笑顔で返した。 近くで見ると祐樹クンの薄い線の二重瞼のたれ目があって、今度は軽い目眩がしてきた。 重症かもしれない。 すでに祐樹クンの体のパーツは全てあたしをドキドキさせるものになっていた。
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