疑問だらけの毎日

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朝7時、携帯のアラームがしつこく俺の耳元で鳴り響く…もう今日が来たのか…この所、この時差ボケに近い感覚が俺に唯一、生きている事を教えてくれる。いや?元に戻って来た事を教えてくれる…俺は今年大学に入学したばかりの二十歳だ…名前は優太、顔は…良くもなければ悪くもないと思う。性格は…自分でも良く分からない。彼女は一度も出来た事はない…というか、好きだとか、びびっとくる出逢いをした事がない…そもそも自分以外の人間に興味がないのだ。だから友情だとか愛情なんて分からない。そして知りたいとも思わない…ただ、そんな自分に最近疑問を感じてしまう…どうして俺は生きてるのだろう?『人間は何か意味があってこの世に存在する…意味もなく存在するものはない』大学の教授がそう言っていた…だが…今の俺には存在する意味が分からない…毎日、同じ事の繰り返し、楽しい事も悲しい事も俺にはない…
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