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「え、お前がそんなこと言うの珍しいな。ていうかお前キャッチボールくらいなら大丈夫なのか」
「まぁ肘のこととかいろいろと話したいことあるからさ、な」
「わかった。んじゃいつもよくキャッチボールしてたとこでな。今から行くよ」
「おう。サンキュな」
そう言って雄一は携帯電話を切り、トイレを出て早足で部屋に戻った。
素早く着替えをした雄一は机の上のグラブとボールを手にして、ボールを胸に当てて1度深く深呼吸をした。
心は静かに躍っていた。
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