1月4日~復讐の誓い~

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数分後、俺は署内に入り待たされていた。 華恋さんは紙とペンを持ってきてデスクに少し乱暴に置いた。 カレン『んで、少し質問するからね?正直に答えてちょうだい』 軽く頷くと彼女は俺の顔の近くで問い掛けてきた カレン『君は彼女が殺される瞬間を見たの?それとも死後の姿を発見したのかしら?』 リント『俺が発見した頃にはもう殺されてました。』 するとさらさらと紙に書き留める。 カレン『なぜ彼女がルインに殺されたと思うの?』 俺は即答した。ルインは現場に被害者の体の一部を放置するという情報を聞いたから、つまり首だけ現場に残った=ルインが犯人という発想である カレン『そうね。見事だわ。実はルインの可能性がある二人の人物がいるの。この二人よ。見覚えないかしら?』 彼女は俺に二枚の人物の写真を見せた。一人は狐のような細い眼をしていて長い金髪の男性、もう一人は太りぎみの眼鏡男である。 あれ?!ま、まさか!? カレン『どう?見覚えないかしら?』 リント『この二枚目の写真の男性、轟嵐神社の参拝の帰り道のファーストフード店にいました!!間違いありません!!』 俺は少し興奮ぎみに華恋さんに打ち明けた。間違いない。やはりKOJIと雪を殺した犯人はこの眼鏡男...いや、怪人 ルインなんだ!!
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