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それから、一ヶ月の月日が経過した…。
エミリは退院をし、その足で父と一緒に母と翔太、そして…、翔が眠るお墓へと向かった。
悲しい現実を前にしてエミリの目からは大粒の涙が溢れ落ちていた…。
エミリ『ママ、翔太、翔ごめんなさい…。
私がみんなを殺してしまったようなものだから…』
すると…、父が私の肩を抱き寄せ、こう言った。
父『生死をわけたのは運命。
だから…、俺達は三人の分も長生きしよう!エミリ、泣いていたら翔太も翔も悲しむぞ!』
エミリ『うん…、そうだよね…』
こうして…、エミリ達はお墓をあとにしたのだった…。
エミリが失っていた記憶は…、意識を無くしていた時間…、生死をさまよっていた時間だった…。
第1話(記憶喪失)
THE END
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