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「今日も何か妄想中ですか、百合子さん?」
クラスメートの久美はそう言うと、私の頭を両手でわし掴みにし、左右に揺り動かした。
「ちょっと何をするのよ?私が何を考えていようと勝手じゃない!」
私は顔を赤らめて久美を睨んだ。マジでムカつくんだけど…。久美の両手を頭を思いっきり左右に振って、ふりほどいた。
久美は「またバスケの事なんでしょ?ほんとに他のことを考えたりしないの?例えば、異性のこととか…」と言う。
「別に…」
私は全く興味がなかった。だから久美の言葉には反応しない。
すると久美は、私にもよく見えるように制服の胸元を少し開いて、シャツをパタパさせた。
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