第1章. 出逢い

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「今日も何か妄想中ですか、百合子さん?」 クラスメートの久美はそう言うと、私の頭を両手でわし掴みにし、左右に揺り動かした。 「ちょっと何をするのよ?私が何を考えていようと勝手じゃない!」 私は顔を赤らめて久美を睨んだ。マジでムカつくんだけど…。久美の両手を頭を思いっきり左右に振って、ふりほどいた。 久美は「またバスケの事なんでしょ?ほんとに他のことを考えたりしないの?例えば、異性のこととか…」と言う。 「別に…」 私は全く興味がなかった。だから久美の言葉には反応しない。 すると久美は、私にもよく見えるように制服の胸元を少し開いて、シャツをパタパさせた。
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