カゴ

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すごく好きな人がいた。 ふわふわした髪が日に透けて 華奢な体は蝶みたいに身軽で 僕はたまらなくなって 彼女の羽をもぎ取った。   僕の足元を這う彼女は それでも美しさを失わない 手足に光る拘束具さえ 彼女を引き立たせた
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