プロローグ

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    ピーーー     無機質な音が部屋中に響き渡る。   そして、それに隠れるようにある少年の声を押し殺した泣き声が聞こえてくる…   その少年の手にはもう動かない、別の少年の手が握りしめられていた。   …数刻前まで一緒に話をしていた少年の手が     少年は歯を食い縛り、無理矢理表情を笑顔に変え、まるで寝ているような少年に話し掛けた…      「…翼(タスク)約束だ。 もう一度お前と出会えたら、今度こそオレがお前を守るから……」     そして、ずっと一緒にいよう…    
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