2人が本棚に入れています
本棚に追加
/26ページ
キミに言われた言葉は、
酷くボクの中心を貫いた。
ボクはキミをコワシテしまったのに、ボクはキミの全てを砕いてしまったのに、
キミがボクに微笑むのは、「ありがとう」って言うのは…
ナ ゼ ?
鮮血の沼、いや、海には、綺麗ではなさすぎる……
「ミズウミ」の中で、光を失った片方を閉じ、僅かな光しかないであろうヒトミで、キミはボクを引き寄せようとする。
そんな君を直視するには、僕はまだ、幼なすぎたんだ。
―――キミは何故、泣いているの?―――
―――キミをナクシテしまうからだよ―――
最初のコメントを投稿しよう!