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翌日、俺達は駐屯地の座学室に座っていた。
中井陸曹「いいか、今回の戦争では市街地戦がメインになるだろう。もちろんこの日本にも開けた土地はあるが、市街地戦に重点を置く。
市街地戦では前後左右、上に気を配れ。ビルや家からの攻撃だってあるんだ。
基本的に屋内に突入する方法は2つある。何かわかるか?」
俺は手を挙げて答えた。
西川「手榴弾、又は閃光手榴弾を使い室内の敵を怯ませるか、窓に制圧射撃をしてその隙に突入するかだと思います。」
中井陸曹「正解だ。
西川の解答は模範的な物だ。
俺から追加するとすれば、ドアから突入する際はドアを爆破するか、ショットガンを使い、ドアを破る方法がある。」
全員が熱心に市街地戦についての講義を聞いていた。
講義が終了した後、俺達の市街地戦の模擬戦を相手をする部隊が発表された。
相手は、精鋭の集まりである、西部普通科連隊の隊員達と戦う事になった。
西部普通科連隊、通称「西普連」は外国の部隊で言う、海兵隊と同等の実力を持ち、九州を守っていたが、急襲を受け、本州へ撤退してきた。
俺達はいきなり実戦経験のある部隊と模擬戦をする事になった・・・
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