開戦

4/4
前へ
/166ページ
次へ
2月に入り俺達の教室に自衛官数名が入って来た。要件は俺達に衝撃を与えた。 自衛官「我々が来たのは他でも無い。 君達も知っているとは思うが、現在この国は北朝鮮による侵略を受け、多数の自衛官が命を散らした・・・ そこでだ、君達に訓練を6ヶ月受けてもらい、この国を守ってもらいたい。」 佐藤「冗談じゃねぇ!何で俺達が戦わなきゃなんねえんだ!」 寺井「そうだ!有り得ないだろ!」 他のみんなもかなり怒っていた。 いきなり来て日本を守るために戦えと言われて、 「はい」 と答える奴なんていない。 西川「止めろ!!!」 俺はすかさず叫んだ。 西川「今ここで言い合ってどうする!みんな落ち着け! 確かに気持ちはわかる。だがここで言い合ってどうする?解決するのか?」 みんなが再び黙った。 そして青井が沈黙を破った。 青井「ここも攻撃されたら・・・私達死んじゃうのかな?」 みんながその言葉の重みを理解した。 間違い無く次は関西が狙われる。待っててもただ死を待つだけだろう・・・ 西川「1ついいですか?今6ヶ月の訓練と言いましたが、その間に関西が陥落する可能性が高いと思うのですが?」 自衛官「君はなかなか鋭いな。確かに可能性は高い。しかし現在の戦力で戦線を支える事は出来るし、敵の補給線は伸びきっている。だから6ヶ月、君達に訓練を受けてもらいたい。」 西川「どうせ待ってても死ぬだけなら・・・俺は行きます。」 佐藤「西川!お前・・・」 西川「少しでも可能性があるなら賭けたいんだ。守れる可能性に。」 佐藤「確かにな。なら俺も行く。」 寺井「たく、お前らばっかかよ。俺も行くっての。」 青井「なら私も。」 西川「お前がか?」 青井「どうせ死ぬんなら派手に暴れないと損でしょ?だから私も。」 その後俺達の意見に賛同し、全員が志願した。
/166ページ

最初のコメントを投稿しよう!

413人が本棚に入れています
本棚に追加