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「なぁ、起きてってば!!」
「んん…?」
体を揺すり起こされ目を覚ますと窓から光が差し込み朝を報せる…そして目の前には少し長めの銀髪の男の子が立っていた
あ…れ…?
ここって私の部屋だよね?
じゃ、この人は…?
部屋の鍵閉めたし……。
「え、誰っ!?」
「えぇっ!!」
私は体を起こすと布団を肩まで被り後退った
てか、どこから入ってきたの!?
マンションのロビーはオートロックだし
家の鍵はさっき言ったように閉めてるし
それにここは五階だからベランダからは入ってこれないはず
何がどうなってるの!?
「…ねぇ?」
「はい!?」
一人混乱していると不法浸入(まだ決まったわけじゃないけど;;)の彼が私を呼ぶ
「…」
「な…なに?」
彼はじっと私を見つめたまま近づいてくる
一歩、また一歩と近づいてきているのに私は怖くて布団をぎゅっと握りしめたその場から動けないでいた
とうとう目の前まで彼はやってきた
「…ご主人様、お腹減った」
「………へ?」
ご…
ご主人様ーーーっ!?
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