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「え…?」
私がそう聞いた途端彼は耳を寝かせシュンとした
………耳?
「え…えぇ;;?」
口を魚の様にパクパクさせて彼を見る
「…これ?」
彼は生えている耳…所謂、猫耳を指を指す
私は声にならず縦に頭を振った
「まだ気付かない?」
「な…なにが?」
気付かない?、と問いかけられても私には猫耳を生やした友達はいない!!
「…ご主人様、鈍い…」
はぁ、とため息をついて彼は次にこう続けた
「俺、紫苑だよ」
「へ?紫苑…??」
私が名前を呼ぶと彼、紫苑は微笑んだ
紫苑…は紫の瞳の猫だったよね;;?
そういえば、朝から紫苑の姿見てない…;;
まさか…本当に…?
「紫苑なの!?」
「うん♪」
「え、嘘っ…いったぁい!!」
私は信じられなくて思いっきり自分の頬をつねった
…けど、やっぱり夢じゃなくて現実に起きていることだった
「…;;」
「よろしくね、ご主人様☆」
そういうと紫苑は私に抱きついて頬擦りをする
まだ現実を受け止めきれない私は頭の中が真っ白で呆然としている。
これから、どうすればいいのだろうか…;;?
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