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スポットライトがステージを照らしていた。
「えー、今のは“風の通り道”という俺の最初の曲を激しいロックサウンドにした物です。じゃあ、時間はたっぷりあるから雄也から、ギターソロの特徴を!」
潤が強引に雄也へ話をふった。
「スイープ極めりゃ簡単だ」
ぶっきら棒に雄也が答えた。
「先輩、それ特徴ですか?」
「はい、太朗の言う通りだけど無駄に話は膨らませないから一旦終わり!次の曲は夏の楽しみ、花火大会を楽しみにしていても、1人じゃつまらない、楽しくない。楽しいことは大好きな人とやった方がいいって曲です!聴いてください!“花火大会”!」
潤が言うとピアノの音から静かに始まった。そこにベースとドラム、ギターが加わって雄大で荘厳なキーボードを主旋律にした曲になった。
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