裏切り…

3/10
4人が本棚に入れています
本棚に追加
/32ページ
『由香と別れよかと思って…』 ……『なんで?』凄くね凄く小さな声で聞いたの… 『俺、美希忘れられへん…由香が嫌いとかやないけど… こんな気持ちのまんま由香と居てられへん…』 私は…なーんもすぐに答えられへんかった… 由香の顔、良樹の顔、智くんの笑顔…頭の中で… いっぱい、いっぱいやった…そんな私に気ついて… 智くん… 『少し車走らすな…』 私は下を向いたまんまコクンって頷いたんだ… 暫く無言で車走らせてて… 智くんが… 『ほんまな~一目で、こいつや!って思ってん♪ 美希の笑顔は忘れられへん…由香の友達…良樹っ』 そー智くんが言った時… 私言ってしまったの… 『一目で好きになるって、ほんまに、あるんや♪』 智くん車停めて… ポロポロ涙流しながら、口を開いた私に… 『笑って…ちゃんと話そ!』って言ってくれたんだ…
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!