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『由香と別れよかと思って…』
……『なんで?』凄くね凄く小さな声で聞いたの…
『俺、美希忘れられへん…由香が嫌いとかやないけど…
こんな気持ちのまんま由香と居てられへん…』
私は…なーんもすぐに答えられへんかった…
由香の顔、良樹の顔、智くんの笑顔…頭の中で…
いっぱい、いっぱいやった…そんな私に気ついて…
智くん…
『少し車走らすな…』
私は下を向いたまんまコクンって頷いたんだ…
暫く無言で車走らせてて…
智くんが…
『ほんまな~一目で、こいつや!って思ってん♪
美希の笑顔は忘れられへん…由香の友達…良樹っ』
そー智くんが言った時…
私言ってしまったの…
『一目で好きになるって、ほんまに、あるんや♪』
智くん車停めて…
ポロポロ涙流しながら、口を開いた私に…
『笑って…ちゃんと話そ!』って言ってくれたんだ…
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