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部活はそのまま微妙な雰囲気のまま続行した。意外とみんな気にして無いらしい。
そうして部活は終了、話題は自然とサイフ盗難へと移る。
事の元凶は、ぶつぶつと
「数十秒の間に盗られるハズないし…数十秒の間…」
なんて言い出した。
なぜ被害者ではなく事の元凶なのかというと、コイツはわざわざ鞄の上にサイフを置いて部室を出て靴の砂を出しに行ったらしいからだ。
で、戻って来たらサイフが無くなって事件が発生。
当たり前だ。
罠か?罠なのか?どう考えても罠を仕掛ける時の餌並に無防備だろ。しかもサイフを盗まれるのは2回目だそうだ。学習してないし…
人から聞いてばかりで《らしい》《だそうだ》とかばっかだったけど、ここからはちゃんとした体験談だ。
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